あさひ高速印刷は、すべての製造工程において「品質管理」を徹底しています。
文字組版からデザイン、製版、印刷、製本、配送までの全行程を自社内で手がけているメリットを活かし、作業員の意識や作業基準の統一、各工程での繰り返しチェックを行っています。
さらに、客観的判断が難しい「色」に関しては積極的にコンピューターを導入することで、いつでも高い品質を提供できる体制を整えています。
カラー品質の標準を定めるなど、データから印刷まで一貫した色管理を行い、製品ごとのバラツキをなくしています。
イメージコントローラ、自動測定調色機、分光式色調管理装置を導入し、客観的な数値による一貫した色管理を行っています。
㈳日本印刷産業機械工業界が発行する「Japan Color」をもとに、コート紙、マットコート紙、上質紙を使用した場合の社内濃度基準を設定しています。
調色機とは、何種類ものインキを混ぜ合わせて単色のインキをつくる装置です。例えば、コーポレートカラーなどの厳密に決められた色を1色(特色)で印刷する場合などに使用します。
調色機によってつくられた色が、お客様の求められた通り正しく印刷されているかを測色計を使って測ります。特殊な光を当てることで、色を数値化して計測しています。
印刷物の絵柄をスキャンし、正確な「色」を測
定します。調色されたインキを使用していない
印刷物も、当社の標準値に合わせて確認します。
数値による一貫した色管理を行っています。
文字組版やデザインの工程では、訓練されたスタッフと最新設備によって
文字や文章、体裁の間違いを、極力抑える体制を整えています。
入稿から納品に至るまでの作業は、すべて自社内で行っているので、
無駄・ロスが少なく迅速な対応が可能です。
専属の校正担当者が誤字・脱字はもちろん、文章表現の正確さもチェックします。お客様がすべてのデータをつくられる「完全データ入稿」の場合でも、一般的に印刷会社は文字チェックを行いませんが、弊社では可能な限りデータ内の文字校正を行っています。
Windowsデータを印刷データに変換するシステムを導入し、ワード・パワーポイント・一太郎などWindowsDTP環境を整えています。起こりうる文字の置き換わり、画像やイラストの文字ズレや改行ズレなど、データ上の問題点を解決するノウハウを専任のオペレーターが習得しています。
入稿データから刷版用データを生成するRIP処理で、入稿PDFデータとRIP変換後のPDFデータとで差異がないかを比較・検査するチェックソフトを導入しています。
RIP処理時に発生した文字化けや処理の失敗などを見つけ出します。
不良品の出荷を未然に防ぐため、受け入れから出荷に至る各工程でチェックを行い、
合格品のみを次の工程に引き渡すシステムと構築しています。
印刷の途中で何度か刷り上がりを抜き取ります。汚れや見当ズレなどが出ていないかチェックをし、印刷の前後で品質が同じになるように調整します。
印刷の途中で刷り上がりを抜き取り、色測定を行います。色のブレが出ないように、随時色補正を行います。数値による色のデータ管理により増刷時も前回の商品に色を合わせることができます。
刷版データと印刷刷り出しとの比較(データvs刷物)や、印刷OKシートと抜き取りごとの比較(刷物vs刷物)などを比較し、文字のズレ・抜け、印刷上の汚れやキズを検出します。
製品が完了した後は、数量はもちろん、外観にキズや汚れがないかのチェック、さらに製本の乱れがないかも確認します。
特に間違いが許されない重要度の高い印刷物は、専任スタッフが発送前にもう一度、外観のキズや汚れ、製本の乱れなどをチェックします。
品質を安定させるため工場内の環境、中でも温度・湿度の管理に注力し、空調の乱れ、季節性の変動及び埃等の侵入を防いでいます。
紙は水分を吸収・放出する性質があるため、温度・湿度の変化によって伸縮します。表面の印刷後、乾燥させている間に紙が伸縮すると、裏面の印刷が表面とズレてしまうことがあるためです。
印刷用紙は18時間以上前に工場内に搬入し、管理された空調環境におくことで、乾燥・ 湿度過多による用紙トラブルを未然に防いでいます。
また、毎日始業から30分を機械清掃を行い、チェックシートに基づいた自主点検を欠かさず行っているほか、印刷機の保全に関する内部教育、外部講習の受講も定期的に行っています。
特に乾燥しがちな冬場によく発生する静電気や、空気内のゴミ・ホコリなどを除去しています。
搬入口は、二重構造のシャッターにしています。外側と内側で気圧が異なると、開放時に外気が一気に入り込み、温度・湿度の管理が難しくなるためです。
社内で設定している「目標環境基準値」(温度:25±4℃/湿度:40〜60%)を維持するため、工場内に温度・湿度計を設置し、管理しています。
特に、梅雨頃から夏場にかけては蚊や小バエなどが増える時期。こうした小さな害虫が万が一にも印刷機に入り込まないよう、防虫器具を設置しています。
社内での安全レベルを向上させるため、継続的にリスクアセスメントを実施しています。危険因子や改善事例は社内で共有し事故防止の意識の維持を図っています。
あさひ高速印刷は、2002年5月に国際的な品質マネジメントシステム規格「ISO9001」認証を取得いたしました。
ISO9001とは品質管理及び品質保証のための国際標準モデルとして、1987年にISO(国際標準化機構)によって制定された国際規格で、製品の品質保証と顧客満足及び改善を含む組織の管理まで踏み込んだ品質マネジメントシステムの要求事項が規定されています。
あさひ高速印刷では、お客様に満足いただける製品づくりを目標に、さらにシステムの合理化をはかり、品質の向上と印刷の安定した供給を追求していきます。
組織名 | あさひ高速印刷株式会社 |
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審査登録機関名 | JQA(財団法人 日本品質保証機構 マネジメントシステム部門) |
審査登録機関登録番号 | JQA-QM8211 |
登録日 | 2002年5月10日 |
更新日 | 2016年6月11日 |
有効期限 | 2018年9月14日 |
規格 | ISO 9001:2008/JIS Q 9001:2008 |
産業分類 | 9(印刷業) |
所在地 | 大阪府大阪市西区江戸堀2丁目1-13 |
登録範囲 | 文献、学術書、書籍等の定期刊行物及び商業印刷物の設計及び製造 |
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